感染性胃腸炎、どうしてノロウイルスが騒がれるの?

感染性胃腸炎の厄介な病原体、それがノロウイルス


感染性胃腸炎の原因は様々です。ノロウイルスが有名ですが、乳幼児で流行するロタウイルスやその他のウイルス、細菌、寄生虫など。
それなのに何故ノロウイルスばかり毎年取り上げられるのか。

それは。

ノロウイルスが厄介だからです

1.ノロウイルスは感染力が強い

ノロウイルスは非常に感染力が強く、身体の中に10〜100個程度ウイルスが入り込むだけで感染を起こすと言われています。
え? ノロウイルスが100個も入ってこないと感染しないの? と思うかもしれませんが……

2.ノロウイルスに感染した人の吐物や便の中には大量のノロウイルスがいる!

  • 感染した人が嘔吐した吐物1g中には、約100万個!!
  • 感染した人の便1g中には、約10億個!!!

の、ノロウイルスがいます。1gですよ。全体の量を考えると、とんでもない数のノロウイルスが感染した人から放出される事になります。



3.不顕性感染(感染しているのに症状がない)した人の便にもノロウイルスがいる!

ノロウイルスは不顕性感染と言って、感染しているのに症状がいない人が一定数います。
しかし、症状がないけれども、ウイルスは身体の中でしっかりと増えています。そして、その便の中には、しっかりとノロウイルスがうじゃうじゃいるのです……!

4.ノロウイルスは消毒が厄介!

ノロウイルスは消毒が厄介です。一般的によく使われる消毒、アルコール類はあまり効果がありません……
熱にもそこそこ強く、85度で1分の加熱が必要です。
消毒液としては塩素(次亜塩素ナトリウム・いわゆるハイター)が効果的です。

以上のように、ノロウイルスは「症状はないけれども実は感染している人」もいて、知らぬ間にトイレをはじめとしてあちこちが汚染され、知らぬ間に手に付き、知らぬ間に口に入り、知らぬ間に感染を起こしてしまいます。

だから、予防と消毒が大切です!
町中ではしっかり予防を、家の中で感染者が出た時にはしっかり予防&消毒を行いましょう!

他にも病原体はいろいろいますが、ノロウイルスと仮定して消毒・予防を行えば、他の病原体もカバーできます。

「原因はわからないけど、吐いた・下痢した」

そんな時にこのサイトのやり方を参考にしてください。

(記事は下へ続きます)
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